昔も、今も。


人はいつから温泉に入るようになったかは分かりませんが、温泉に入る瞬間のあの「あ〜っ」という快感は昔も、今も同じであるに違いません。生活がどんなに便利になっても、どんなに物質的に豊かになっても、人は昔と変わらず「癒し」を求める生き物なのでしょう。私たちは、温泉が持つ「癒す力」をありのままに提供できるよう、必要以上のことはあえてしません。自然に湧いた温泉を100%に水も熱も加えずにそのまま掛け流しています。
 

古くて、新しい湯治を。


くろゆり荘がある中宮温泉の歴史は古く、717年に白山開山の祖である泰澄大師が発見してから約1300年間、絶えることなくずっと湧き出でています。病院も薬もない時代から、「この温泉は胃腸に良い!」ということが人々の間に広まり、そのうちに「深山幽谷の湯治場」として知られるようになりました。湯治が体を癒し、心身のバランスを整えてくれることは、「湯治=自分でできる健康づくり」として昔から続いていることが証明してくれています。ただ、昔ながらの湯治のように、数週間、数カ月単位でしましょう!ということは言いません。私たちが提案するのは現代版湯治です。忙しい現代社会に馴染みむように、1泊2日、2泊3日といったショートステイや日帰り入浴でも、十分に湯治の効果が得られるようにしたいと思います。2016年4月から、当館の運営に(株)オフィス・イヌイが加わったことにより、食事も薬膳の考えに基づいた食養生メニューになり新たにスタートを切りました。宿泊日数や日帰り入浴関係なく、どんな時でも湯治+αの組み合わせで、「新しい湯治」のあり方を提案します。